中国?大连长兴岛临港工业区における复合型リサイクル事业について

2010年12月24日

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下?伊藤忠商事」)と、当社の中国における100%現地法人である伊藤忠(中国)集団有限公司、100%子会社の伊藤忠メタルズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 岡 正樹)は、中国?大連長興島臨港工業区において、鉄スクラップ?非鉄スクラップ?廃家電?廃プラスチックを対象とした複合型リサイクル?再生資源合弁事業「大连新緑再生资源加工有限公司(大連新緑)」を設立し、2010年12月24日に起工式を執り行うこと決定しました。 鉄スクラップ?非鉄スクラップの操業については、大手リサイクル企業である株式会社鈴木商会(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:駒谷嘉一)が担当致します。

长兴岛临港工业区は、中国辽寧省大连市北西に位置し2005年后半から辽寧省の东北振兴策の最重要拠点として地域开発が始まり、2009年7月には中国政府より第四次国家戦略プロジェクトの中核开発区と位置付けられ、2010年4月には国家级経済技术开発区に昇格、石油化学工业、船舶产业、海洋构造物製造业、港湾物流などの开発が着々と进められています。

伊藤忠商事は、中国における省エネ及び环境ビジネスを重点分野のひとつと位置づけ、特に2003年の中国政府の東北大振興政策に注目し、東北三省の全てに拠点を整備し、業務の拡大をすすめています。2009年からは遼寧省政府との間で、省エネルギーと环境保護をベースにした「环境に優しいエコアイランド」として長興島臨港工業区を開発すべく協議を進め、水処理をはじめ、エネルギー、輸送、リサイクルなどの分野において、様々な提案を行っています。既に2010年4月には水処理関連で世界最大手企業の1社である仏スエズ?エンバイロメント社の関連会社であるシノ?フレンチ?ウォーター社と共に同地区に合弁で事業会社を設立し、同区で日量4万トンの処理能力の南北汚水処理場の保守運営(運行管理)業務を、中国大連長興島臨港工業区管理委員会より受諾致しております。

今回の大連新緑は汚水処理事業に続く第二弾の位置づけとなり、長興島臨港工業区内で唯一許可された再生資源加工企業として、世界最新鋭の設備と日本の優れた环境技術の導入を計画しています。中国初の大規模複合型再生資源工場を建設し、リサイクル分野におけるモデル工場となることを目指します。

大连新緑再生资源加工有限公司について

会社名 大连新緑再生资源加工有限公司
代表者 江本 光敏(総経理)
本社所在地 中国?大连长兴岛临港工业区新港村
设立年月日 2010年10月21日
资本金 20亿円
出资者 伊藤忠グループ75%、铃木商会20%、叁众物产2.5%、大连叁众科技発展有限公司2.5%
従业员数 约400名
売上高 约200亿円(2014年目标)

完成予想図

[写真]