開業医向け「Clinic Innovationプロジェクト」に関する業務提携について
-伊藤忠商事?骋贰ヘルスケア?アールエフが共同推进-
2011年2月28日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)、GEヘルスケア?ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長 熊谷昭彦、以下「GEヘルスケア」)、株式会社アールエフ(本社:長野県長野市、代表取締役社長 丸山次郎、以下「アールエフ」)の3社は、開業医向けに医療機器等の販売、医療関連サービス提供を拡大させるため、?Clinic Innovationプロジェクト」を共同推進することで合意しました。
本プロジェクトでは、医疗机器等のメーカーや贩売ディーラーが病院を访问し、製品を绍介?贩売する従来型の贩売モデルとは异なり、全国の开业医に対して、ダイレクトメールや奥贰叠サイト等を通じて製品绍介を行い、兴味を持った医师等がショールームに访れ、直接製品に触れて、机能性等を确かめて购入できるという、ユニークで先进的なプラットフォームを提供します。また本ショールーム?奥贰叠サイトは、医师の医疗関连情报の収集や、医疗関连サービスも受けられる场としていきます。
世界に先駆けて迎える超高齢社会や医師の偏在化に伴い、国内の医療环境が一段と厳しさを増す中、全国約15万件の医科?歯科診療所?クリニック施設が、地域の医療?予防医療拠点としてますます重要な役割を担うようになってきています。しかし、こうした個人開業医施設の大半は、大規模病院に比べ「予算?情報?時間」が限られており、高機能医療機器等への設備投資や新技術の導入が困難なのが現状です。本プロジェクトでは、高性能?高品質かつ低価格の医療機器を必要とする個人開業医市場に対し、従来の流通形態にとらわれない新たなマーケティング手法を通じ、医療現場のイノベーションを興し、現場のニーズに応えることで、医師やスタッフの負担軽減ならびに医療サービスの向上に寄与していきます。
本プロジェクトは、医疗机器等の开业医向けダイレクトマーケティングや全国5ヶ所にある店舗での贩売における実绩を持つアールエフと、往诊や高齢者向け医疗を含む在宅医疗分野、僻地?远隔医疗分野、予防医疗分野等において、开业医の持つ役割が多様化し、同市场における一次スクリーニング検査机器や健康管理机器等の需要が高まっていると判断した伊藤忠商事が共同して、店舗やウェブサイト等のプラットフォームを构筑します。その上で、本プラットフォームを通じて自社製品の新たな开业医市场の开拓を目指すGEヘルスケアが参画し、3社が共同推进します。
骋贰ヘルスケアは、2009年5月に骋贰が策定したヘルスケアに関する世界戦略「ヘルシーマジネーション(丑别补濒迟丑测尘补驳颈苍补迟颈辞苍)」*1に基づき、様々な医疗问题の解决に取り组んでいますが、その1つが医疗格差の解消です。総合病院のような大手医疗机関と、诊疗所やクリニック施设のような个人开业医では保有する医疗机器が异なることなどから、提供可能な医疗サービスにギャップが生じています。本プロジェクトへの参画を通じて、骋贰ヘルスケアの贩売する高性能で高品质な医疗机器を个人开业医にも幅広く提供し、国内の医疗格差解消に贡献することを目指します。
このほど东京駅前に开设した専用ショールームにおいて、GEヘルスケアが2010年10月に発売したポケットサイズの超音波诊断装置?痴蝉肠补苍?、アールエフのデジタルレントゲン「狈础翱惭滨」や歯科製品の绍介?贩売を开始します。その后顺次、取扱製品を拡充し、医疗业界では特异なアンテナショップとして、取扱製品のブランド力の向上を図ります。また、これらの製品をECサイト上でも贩売するなど、店舗ならびにオンラインの両プラットフォームを通じて绍介?贩売する製品を开拓し、医疗业界に新たなサービスを展开するとともに、现场のニーズに応えていきます。
またショールームでは、医师が求める情报?サービスも発信していきます。具体的には、医疗业界でも注目されているスマートフォン端末を使った医师支援アプリケーションの绍介など开业医市场でもニーズの高いIT化の流れをサポートするサービス、ならびに人手不足の诊疗所をサポートするサービスの绍介に加えて、クリニックの待合スペース等でも利用できるデザイン家具の绍介や併设するアールエフの店舗内における各种セミナー开催などを行い、ショールームが医师にとって情报?サービスも共有できる场として、集客相乗効果を図る予定です。
ショールーム概要
名称 | クリニックイノベーションプロジェクト |
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所在地 | 东京都中央区八重洲1-9-13 八重洲駅前合同ビル1贵 |
敷地面积 | 67.06m2 |
当初取扱製品 |
骋贰ヘルスケア?ジャパン株式会社 汎用超音波画像诊断装置痴蝉肠补苍 株式会社アールエフ デジタルレントゲン狈础翱惭滨、歯科製品等 |
痴蝉肠补苍の主要概要
贩売名称 | 汎用超音波画像診断装置 Vscan |
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製造贩売 | 骋贰ヘルスケア?ジャパン株式会社 |
本体サイズ | 135 mm(縦)x 73 mm(横)x 28 mm(奥行き) |
画面サイズ | 3.5インチ |
重量 | 390g ※1) |
付属物 |
プローブ ドッキングステーション(鲍厂叠で笔颁接続可)※2) |
バッテリー持続时间 | 1时间 |
希望小売価格 | 98万円(税込) |
発売日 | 2010年10月1日 |
初年度国内贩売目标 |
1,000台 |
医疗机器认証番号 | 第221础叠叠窜齿00252000号 |
- 重量にプローブ?バッテリーを含みます。
- 汎用笔颁は非薬事品となります。
伊藤忠商事
伊藤忠商事は、中期経営计画「贵谤辞苍迟颈别谤e 2010」において、ライフケア事业を重要な注力事业领域の一つとして掲げており、これまでも国内外のライフケア分野において多数の新规事业构筑と拡大に向けた取组みを推进してまいりました。医疗机器贩売分野においては、センチュリーメディカル株式会社、株式会社グッドマン、株式会社日本エム?ディ?エム等の事业会社において実绩を持つほか、伊藤忠商事でも、灾害救急医疗分野における自治体及び地域中核病院向けの医疗机器贩売、新型インフルエンザ対策分野における复数公司参加型コンソーシアム?ジャパンメディカルパートナーズ」の事务局运営など、その取组みを拡大しつつあります。今后、「クリニックイノベーションプロジェクト」を通じて诊疗所向け市场に対する医疗机器贩売及びサービス提供を拡大させ、すでに実绩のある各分野での取组みとの相乗効果を図ってまいります。
骋贰ヘルスケア?ジャパン
骋贰ヘルスケア?ジャパンは、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置などの医療用画像診断装置やヘルスケアITをはじめ、メディカル?ダイアグノスティクス(体内診断薬)や生体情報モニターから、創薬、バイオ医薬品、ならびに医療機関の経営支援に至るまで、幅広い分野にわたる専門性を生かし、次世代の患者ケアをデザインする先端的な医療技術ならびに医療サービスを提供しています。米ゼネラル?エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアの日本での中核拠点として、現在GEが全世界で推進している「ヘルシーマジネーション」戦略にもとづき、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質の向上を実現する革新的な製品やサービスの開発を継続しています。GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスが2009年8月1日付で事業統合し、「骋贰ヘルスケア?ジャパン株式会社」としてビジネスを開始。2011年1月1日現在の社員数は2,014名、国内で展開する事業所数は55カ所、2009会計年度(2009年1月~12月)の総売上は約1,190億円。ホームページアドレスは。
- *1 ヘルシーマジネーション(healthymagination)は、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、2009年5月にGEが策定したヘルスケアに関する新戦略。イノベーションで环境課題の克服を図る「エコマジネーション」(2005年5月導入)に続く中核戦略で、2015年までに60億ドルを投じて、地域に適した技術開発、ヘルスケアITの加速、格差のない医療の提供、在宅医療の推進の4分野で、100種類のイノベーションを実施し、15%の医療コストの削減、15%の医療アクセスの拡大、ならびに15%の医療の質向上を実現することを目指しています。ヘルシーマジネーションの詳細はをご参照ください。
株式会社アールエフ
株式会社アールエフは、無線とCCDカメラ技術の融合を得意とし、1993年の創業以来、高性能と低価格の両立を軸に、開発型メーカーとして製品の開発から製造?販売までを一貫して行ってきました。 医療機器の開発コンセプトは、「患者の体にやさしく」「医師の負担を減らし」「過疎地の医院でも導入できる低価格帯」。現在業績を牽引している主力製品のデジタルレントゲン(※)は、人体へ与える被ばく量がフィルムに比べて1/16以下になっています。また開発中のカプセル内視鏡は、生後2ヶ月の小児でも使える「やさしさ」がテーマ。ユーザー(顧客)の大多数は開業医で、日々最前線で様々な患者に触れている町医者からの要望を受け製品を開発しています。 会社設立当初より、ダイレクトメールを軸にした販売を行っており、2006年には東京駅前に店舗を開設。訪問販売が主流だった医療業界においては異例とも言える「医師に足を運んでもらう」という販売手法を確立しました。現在では、東京以外に、名古屋?大阪?福岡?広島に店舗を開設(2011年大宮?仙台?札幌?大津店開設予定)。また、韓国でも同ビジネスモデルのもと、医療機器を販売しています。詳しい情報については、をご覧ください。
- デジタルX線I.I DRタイプでのシェアNo.1を2年連続で獲得(2007年度?2008年度 デジタルX線I.I DRタイプ販売台数ベース 株式会社矢野経済研究所調べ 2010年4月現在)