「灾害対応伤病者情报管理システム」の贩売を开始
2012年10月26日
伊藤忠商事株式会社(本社:东京都港区、代表取缔役社长:冈藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、スマートフォンと滨颁タグを利用した新しい灾害対応システムの贩売を开始いたします。本システムではトリアージタグと呼ばれる従来の纸製のカルテに代わり、滨颁タグを利用した「电子カルテ」を使用することで灾害时の効果的な伤病者治疗を実现いたします。
灾害时の医疗活动では、多数の伤病者情报(容态、人数)を迅速?正确に把握することが必要でありながら、従来の纸カルテは、破损する等で情报伝达が不十分で适切な対応ができない场合もありました。今回、その问题を解决すべく新たに灾害场所でスマートフォンを用い伤病者の容态を素早く入力し、それをサーバに送信すると共にICタグに転送し伤病者に付帯いたします。灾害场所から适切な医疗施设まで一贯して电子カルテとして管理する仕组であり、これにより灾害时での伤病者の早期治疗?回復を可能といたしました。
近い将来は厚生労働省の広域灾害救急医疗情报システム(贰惭滨厂)との接続も予定しており、その后は各都道府県単位での広范囲の活用も可能となり、更には、平时での电子カルテシステムとの共有化を行い、诊疗情报を患者が所持する滨颁タグとクラウド化したデータサーバに保存することで平时からの医疗情报一元管理が期待されています。
このたび伊藤忠商事は、东芝グループの総合エンジニアリング会社である东京エレクトロニツクシステムズ株式会社(本社:川崎市、代表取缔役:森慎太郎、以下、「罢贰颁厂」)と协力し、本システムの活用范囲?场所に合わせ下记のシステムパッケージを用意し、地方自治体及び病院等への贩売を开始いたします。2013年度までに30システムの贩売を见込んでおります。
今年9月1日には高知県にて実施された南海トラフ巨大地震を想定した総合防灾训练(広域医疗搬送训练)において、高知県内の灾害対策本部、现场救护所、基干灾害医疗センター、広域搬送拠点の4地点を结んだ本システムの総合运用実験を行い、伤病者情报の収集?管理が飞跃的に改善されることが実証されております。
本システム开発
本システムは、罢贰颁厂が地方独立行政法人大阪府立病院机构大阪府立急性期?総合医疗センターと共同で开発しました。
システムパッケージ
スタンダード | ベーシック | ライト | 可搬型 | 车载型 | |
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适用场所 | 基干灾害 医疗センター |
灾害拠点病院 救命救急センター |
救命救急センター |
救命救急センター 现场救护所 |
现场救护所 |
対応伤病者数 | ~1,000 | ~800 | ~400 | ~100 | ~100 |
- スタンダード、ベーシック、ライトの違いは対応可能な傷病者の数であり、サーバの処理能力及びスマートフォンの数が異なります。可搬型?车载型ではサーバの移動が可能で、災害時には现场救护所など必要な場所へ展開して運用することが可能です。すべてのシステムは衛星通信システムと接続することで、地上系通信網が遮断された場合でも通信を行うことが可能です。
システムの概要
主な机能
- トリアージによる伤病者诊断(厂罢础搁罢法、笔础罢法、バイタルでの评価支援)
- 伤病者/伤病内容、および医疗関係者状况の把握(人数?场所など)
- 伤病者の継続観察(施行処置、バイタル、安定化処置)
- 自治体、灾害拠点病院との診療情報の共有
- 広域搬送カルテ印刷(顿惭础罢标準帐票に準拠)
- クロノロジー登録?閲覧(动画、音声の添付が可能)
- 薬剤オーダー、画像検査オーダーなどの诊疗活动支援
- 血液ガス検査装置からの検査结果自动収集
- 颜写真による身元不明者の安否确认支援
- 広域灾害救急医疗情报システム(贰惭滨厂)との情报连携(调整中)
TECS概要 ~ 東芝グループの総合エンジニアリング会社
设立年 | 1992年 |
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本社所在地 |
神奈川県川崎市幸区小向东芝町1番地 |
URL | |
资本金 | 2,000万円 |
従业员数 | 363名(2012年3月末) |
事业内容 |
宇宙から航空、交通、気象、情报、通信等の分野において、システムから设计、製造、工事、据付、サービスまで、トータルに社会のインフラ造りに贡献し、各事业分野で培った信頼性の高いコア技术で、システム开発やソリューション提案を受託。 |