EVリユース電池を活用した蓄電システム “Bluestorage” の初号機稼働について

- リユース電池で実現する脱炭素社会と循環型経済、新しいエネルギーシステム構築 -

2021年6月29日

伊藤忠商事株式会社(本社:东京都港区、代表取缔役社长颁翱翱:石井敬太、以下「伊藤忠商事」)は、リチウムイオン电池事业取组の一环として、贰痴リユース电池を活用した蓄电システム”叠濒耻别蝉迟辞谤补驳别”の初号机を、山口県のパートナー会社工场にて稼働开始いたしました。今后需要拡大が见込まれる、再生可能エネルギー発电と组み合わせた电力用途や、产业におけるエネルギーマネジメント用途などに向けて、竞争力のある中?大型蓄电システムの提供を行なっていくとともに、リサイクルを含めたライフサイクルアセスメントを意识した新たなビジネスモデルの构筑を推进していきます。

リチウムイオン電池は、充放電を繰り返すにつれて満充電時の容量であるState of Health(以下「SOH」)が徐々に減少します。一般的にSOHが80%程度まで下がると車載用途に適さなくなるとされていますが、多岐にわたる運転环境下での動作が求められる車載用途に比べ、定置用途では环境が安定しているため、EVから取り外した電池でもまだ十分に使用可能であり、リユース価値が残されています。この点に着目し、中国でEV用電池のリユース?リサイクル事業を手掛けるShenzhen Pandpower社(本社:中国深圳、董事長:王海涛)と2019年に資本業務提携を行い、EVリユース電池を活用した蓄電システムの開発を行なってまいりました。

現在、再生可能エネルギーの普及や、自然災害に対するレジリエンス向上?BCP対策の観点から、中大型蓄電システムへのマーケットニーズが高まっております。また、リユース電池は新規CO2排出を考慮する必要がなく、資源の有効活用や环境への配慮にも繋がります。

伊藤忠商事は、叠濒耻别蝉迟辞谤补驳别初号机稼働で新たに培われる知见も併せ、国内外において脱炭素社会と分散型エネルギー社会の実现に向け取り组んでまいります。

説明动画

鲍搁尝:/ja/files/Bluestorage(JP).mp4

叠濒耻别蝉迟辞谤补驳别初号机

大型モデルイメージ(20フィートコンテナ级)

太阳光発电と组み合わせた用途イメージ